自宅で使っているPC ThinkPad X31 (2672-PHJ)をデュアルモニターにしたいと思った.勤務先ではここ3年ほど,ノートPCに液晶モニター15インチXGAを外付けしたデュアルモニターで使っており,大変便利だからだ.ノートのモニターをプライマリー,液晶をセカンダリーとして,プライマリー側ではメールや文書の作成,セカンダリー側では,文書作成のために必要な資料の表示をしている.高解像度のモニターに,複数のウィンドウを並べて作業するよりもやりやすいので重宝している.
そこで,調べてみたところ,液晶モニターASUS VW161D 8,800円がよさげだったので購入した.
ASUS VW161Dを選んだ理由
会社では便利に使っているデュアルモニターだが,イマイチな点もある.それは,
ノートPCに表示するか,液晶モニターに表示するかで,ウィンドウの大きさが違って見えるのが気持ち悪い
ことである.
これは,2つのモニターのDPI(ドット密度)が違いが大きすぎることに起因する.ノートPCと液晶モニターは横に並べるため,縦方向のDPIが特に気になる.会社PCを実測してみたところ,数値はそれぞれ
- ノートPC ThinkPad X61
=>12インチ XGA (縦 18.6センチ,768ドット)
=>DPI 104.9 - 液晶モニター
=>15インチ XGA (縦 22.8センチ,768ドット)
=>DPI 85.6
だった.
このことから,今回自宅ノートPCのデュアルモニター用モニターの選定に当たって重視したのは,
モニターの縦のDPIが12インチXGAと同等であること
である.
このような状況で,ノートPCと同程度のDPIとなるモニターを,探すとはなく気にしていたところ,ソフマップ・ドットコムにてASUS VW161Dを見つけて即購入.
VW161Dスペック
画面サイズ:15.6インチワイド
解像度:1360 or 1366 × 768
接続I/F:D-Sub 15ピン × 1
これにより自宅では,
- プライマリモニター:ノートPC ThinkPad X31
=>12インチXGA (縦 18.6センチ,768ドット)
=>DPI 104.9 - セカンダリーモニター:液晶モニター
=>15.6インチ WXGA (縦 19.2センチ,768ドット)
=>DPI 101.6
となった.まぁ,許容範囲でいいカンジだ.
他がダメな理由
デュアルモニター化のための他の手段としては,
- USBに接続できるモニター(USBモニター)
- 別PCのモニター+ネットワーク+ソフトウェア
(ネットワーク経由モニター) →ソフトウェアの例:MAXIVISTA
がある.これらは「プライマリとセカンダリのDPIを一致させたい」という目的と費用対効果からするとイマイチである.
最近流行している1の「USBモニター」だと,例えば8インチSVGAではDPI 120でしかも価格は15,000円程度と高価である.
2の「ネットワーク経由モニター」だと,もう一台12インチXGAのPCを用意できれば,DPIを一致させられるのでベストだが,なにしろPCを用意する費用がかかる.MAXIVISTAの要件である,Windows 98/2000/XPが起動する12インチXGAのノートPCは,1万円で調達するのは難しいだろう.
設定が必要=>次回予告
ちなみに,このモニターの解像度「1360×768」というあまり見かけない数値の組み合わせではないだろうか.始めはワケが分からずボケボケの表示でアセった^^; これを正しく表示させるためには,X31側で若干の設定が必要となる.これについては,次回に書くことにする.
■参考商品:15.6インチ ワイドモニター
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サムスン 15.6型ワイド液晶モニター 633NW |
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富士通 カラー液晶ディスプレイ-15.6ワイド VL-156SSW |
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富士通 保護パネル付カラー液晶ディスプレイ-15.6ワイド VL-156SSWP |
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Westinghouse 15.6インチワイドモニター 液晶モニター ブラック L1610NW |