eBoostr用のメモリを選ぶでは,「microSDとUSBリーダー・ライター」を選んだことを書いた.
その結論にたどり着く前に,コンパクトフラッシュを試してみていた.そして期待通りではなかったので,調べたことをまとめる.
Think Padにはコンパクトフラッシュスロットがあり,そこに133倍速のCFを挿してみた.しかし,あまりにも読み書きが遅くてeBoostr用としては使い物にならなかった.
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![]() Transcend 8GB CF CARD (133X、 TYPE I ) TS8GCF133 |
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CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
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Sequential Read : 1.061 MB/s
Sequential Write : 1.268 MB/s
Random Read 512KB : 1.059 MB/s
Random Write 512KB : 0.821 MB/s
Random Read 4KB : 0.818 MB/s
Random Write 4KB : 0.016 MB/s
Test Size : 100 MB
Date : 2009/01/22 22:20:29
この「あまりにも読み書きが遅い」ことが妥当かどうかを調べてみた.
デバイスマネージャを見る限りでは,CFスロットは「PCMCIA IDE/ATAPI Controller」に接続されているらしく,DMAモードではなくPIOモードで動作している.なんだか,Windows 95/98時代にIDE コントローラーのバスマスタドライバがどーしたこーしたという話題があったことを思い出した.
そして,Card BUSアダプタ,USBアダプタ,16bit PCMCIAアダプタの3種類によるCFの速度比較を行った飛鳥製品 CF32Fの速度計測テスト結果を見ると,圧倒的に遅い「16bit PCMCIAカード」の結果とこちらの結果が当たらずとも遠からずである.
CFスロット経由での読み書きは遅くて当然のようだ.
■関連エントリー
eBoostr/Ready Boost用メモリを選ぶ 3 (超小型USBメモリ)
eBoostr用のメモリを選ぶ2 (失敗事例) (本記事)